「ます形」の次に「ない形」を教える理由
市販の教科書では、「ます形」の次に「辞書形」あるいは「て形」のように動詞の活用形を教える順番が異なります。活用の形だけに焦点を当てると、「辞書形」を軸に「ます形➡︎ない形➡︎可能形➡︎意向形➡︎て形➡︎た形」の順に教えた方が学習者にとって負担を少ないため、忍トレでは「ます形」の次に「ない形」を教えます。
主な理由は以下の通りです。
- 「ます形➡︎て形」の場合、1グループのルールが煩雑な「て形」より、ルールがシンプルな5段活用(ます形・ない形・可能形・意向形)を先に教えた方が整理しやすい。
- 「ない」の活用は「い形容詞」の否定と同形であり、既に学習者が習得しているため理解しやすい。
- 例)い形容詞:「暑くない|暑くなかった」 ない形:「読まない|読まなかった」

スライドで導入
教材のダウンロードはこちら
単語で発音練習

10個の単語をフラッシュカードで導入します。
説明 この時、できるだけ学習者自身に「ない形」の作り方に気づかせます。
ない形の作り方 (1グループ)

u段をa段に変えて「ない」を加えます。
例:いく➡︎いかない のむ➡︎のまない あそぶ➡︎あそばない

例外の動詞「走る・入る・切る・帰る・蹴る・滑る・知る・減る」に注意しましょう。
例)走る➡はしらない(×はしない) 切る➡きらない(×きない)

注意「-う」で終わる動詞は「わ+ない」になります。
例)歌う➡︎歌わない(×うたあない) 買う➡︎かわない(×かあない)
ない形の作り方 (2グループ)

「◯◯る」の「る」を取って「ない」を加えます。
例:みる➡︎みない おきる➡︎おきない ねる➡︎ねない たべる➡︎たべない
ない形の作り方 (3グループ)

する➡︎しない くる➡︎こない
ない形の作り方
もう一度、ない形の作り方を確認します。

ない形クイズ
ない形といっしょに動詞のグループも確認します。
例)撮る➡︎とらない➡︎1グループ

ない形board
あおレベルテストで使用するため、boardの内容と位置を説明します。
- 非過去➡︎普通形:ない ですます形:ないです
- 過去 ➡︎普通形:なかった ですます形:なかったです




コメント